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エアバス・グループが「フランス技術EXPO」に出展

航空宇宙の最先端技術を紹介

2015年 10月 06日

エアバス・グループは10月4日(日)、5日(月)の2日間、日本科学未来館で開催された「フランス技術EXPO」に出展しました。フランスの革新技術に焦点を当てたこの展示会では、フランス企業や研究機関の最先端テクノロジーや日本とフランスのパートナーシップなどが紹介されました。2日間に渡り展示会には数多くの親子連れや企業関係者が来場し、航空宇宙、環境、エネルギー、交通、健康など様々な分野の未来の革新技術を堪能しました。5日にはフランスのヴァルス首相も来場し、各展示ブースを見学されました。

エアバス・グループのブースでは、航空宇宙関連の最新技術の展示を行いました。中でも来場者の注目を集めたのが完全電動の飛行訓練用電気飛行機、「E-ファン」です。

E-ファンは、飛行中の排気(CO2、NOx、煤煙など)がゼロで、騒音も大幅に削減しています。構造部がすべて複合材製でダクテッドファンを装備し、エネルギー管理とモニタリングシステムを備えています。初飛行を2014年4月に実施し、2015年7月10日に完全電動の双発電気飛行機として世界で初めてイギリス海峡横断に成功しました。

今後E-ファンは、量産型のパイロット基礎訓練用2座席装備の電気飛行機「E-ファン2.0」が製造され、次にパイロット免許取得訓練用および民間航空市場向けに4座席装備のハイブリッド電気飛行機「E-ファン4.0」が製造される予定です。エアバス・グループは仏アキテーヌ地方によるサポートのもと、仏南西部のポー・ピレネー空港にE-ファン2.0の最終組立工場を建設します。初号機の引き渡しは2017年後半から2018年初頭の予定です。

エアバス・グループはまた、ロールス・ロイスと共同で研究しているハイブリッド電気推進の未来の旅客機コンセプト、「E-スラスト」も紹介しました。尾部に埋め込まれた1基の大型タービン・エンジンを使用して電気を生み出し、6基のダクテッドファンを駆動させて推力を出すハイブリッド飛行機のコンセプトです。

その他、航空機組立ラインの効率化を推進するロボットの研究や、今話題の3Dプリント技術を部品製造に活用する研究、移動する目標を映像によりリアルタイムで追跡・検知する機能を持つGO3S地球監視衛星の紹介も行いました。

エアバスは将来的な航空機組立ラインの自動化に向け、繰り返し作業を行うスマートロボットを先進的に導入しています。これにより作業員がより技術を必要とする作業や別の仕事に対応することができるようになります。また、作業員の能力を向上させる技術の研究も続け、重い部品を持ち上げることや、難しい場所での作業を手助けすることができる外骨格ロボットの適用を調査しています。

3Dプリント技術も将来的に航空機の部品製造に大きな役割を担うでしょう。3Dプリンターで設計され、製造された部品は、材料の塊を削って作り出す方法では不可能な最適な形を持つことが可能です。その部品はより軽く、より早く、そして従来の方法よりもはるかに安価に生産することができるようになるでしょう。3Dプリンターによる廃棄材料は平均でわずか5%です。

エアバスは日本の企業や研究機関との共同研究、開発にも積極的に取り組んでいます。これにより、日本と欧州とのパートナーシップによる技術革新の推進にも貢献していきます。イノベーションはエアバスのDNAであり、革新技術を常に追求し続けることによって持続可能な航空宇宙産業を実現することができると考えています。