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EASAがA380のオートパイロット/フライト・ディレクターTCAS承認

2009年 08月 20日 Press Release

エアバス20日、欧州航空安全庁(EASA)がA380の新型オートパイロット/フライト・ディレクター衝突防止警報システム(AP/FD TCAS)を承認したことを発表した。

この新型システムは、パイロットがモード選択をせずに操縦を継続することができるため、従来のシステムよりも安全性が向上された。重要な飛行フェーズにおいて操縦を簡素化することでパイロットの負荷を減らし、集中を阻害することなく操縦に専念できる。

この新AP/FD TCASシステムは今後A380の他にもエアバスのフライ・バイ・ワイヤ機に順次採用される。

新型オートパイロット/フライト・ディレクター衝突防止警報システム

このシステムは、垂直方向ガイダンス機能をオートフライト・コンピュータに組み込むことで既存の衝突防止警報(TCAS)システムを補完する。これにより、TCASからの回避アドバイザリ情報に従ってオートフライト・コンピュータが航空機の昇降スピードを制御する。

また、このAP/FD TCASが作動している状態で回避アドバイザリ情報が出された場合、パイロットは衝突回避行動を行う際にオートパイロットやフライト・ディレクターを切る必要はない。オートパイロットが自動的に正確な衝突回避行動を行い、航空機を危険な状況から回避させる。

パイロットが手動操縦しているときに回避アドバイザリ情報が出された場合は、これまではプライマリ・フライト・ディスプレーに表示されたフライト・ディレクターの「ピッチバー・ガイダンス」を切らなければならなかったが、新システムではフライト・ディレクターが衝突回避行動へと円滑に導いてくれる。パイロットはいつでもオーバーライドが可能で、TCASの回避アドバイザリ情報よりも優先して手動で操縦を行うこともできる

注:衝突防止警報(TCAS)システム

航空機同士が空中衝突する危険を抑える目的で開発されたシステム。飛行中に周囲の他の航空機の動きをモニターし、空中衝突の恐れがある他の航空機の存在を操縦士に警告する。