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エアバス・ミリタリーの最新軍用輸送機A400Mが初飛行

2009年 12月 11日 Headline news

欧州の航空機メーカー、エアバス(本社:仏トゥールーズ、社長兼CEO:トム・エンダース)はエアバス・ミリタリーの最新軍用輸送機であるA400Mが12月11日、スペインのセビーリャ空港にて初飛行を行ったことを発表した。A400Mは同空港を14時2分(現地時間)に飛び立ち、3時間47分の飛行を終えて10時15分に着陸した。

初飛行を行ったA400M MSN1(製造者連番1)は新型ユーロプロップ・インターナショナル(EPI)製TP400Dターボプロップエンジンを4基装備し、期待通りの飛行性能を実証した。

エアバス・ミリタリーのドミンゴ・ウレニャ最高経営責任者(CEO)は、「A400Mの初飛行が成功裏に終了し大変喜ばしく思う。テスト飛行を成功に導いた飛行テストチームを始め、設計、製造、プログラムの初期からA400Mに携わり尽力してきたすべての人々に感謝の意を表したい。また、A400Mというすばらしい製品の生産に貢献をしてくれた我々の産業パートナー、サプライヤ、顧客の方々にも心より感謝する」と述べた。

エアバスのトム・エンダース社長兼CEOは、「我々はA400Mプログラムの今後の継続が確実になるよう早めに見通しをお知らせしたい。これはA400Mの実現に力を注いできた世界中のエアバス従業員、産業パートナー、サプライヤと、A400Mを待ち望んでいる各国空軍が皆期待していることである」と語った。

A400Mの最大離陸重量は141トン。今回の初飛行でA400Mは127トンの重量で離陸、2トンのバラスト用貯水タンクを含む15トンの飛行テスト機器を搭載して飛行した。6名のクルーが乗務し、速度幅等の運用限界を調査、ランディング・ギアの上げ下ろしや高揚力装置のテスト、最後に着陸態勢のテストを行い、飛行テストを終えた。

2010年の前半にはA400M MSN1に加えてMSN2、MSN3のテスト機が加わる。さらに2010年末にMSN4、2011年中に5機目のテスト機がテストプログラムに加わる予定。2012年末に予定されているフランス空軍への引き渡しまで、最終的に5機のA400Mによって合計約3,700時間の飛行テストキャンペーンを実施する。それにより民間航空機用型式証明と軍用の型式証明を取得する。

これまでに184機の受注を、ベルギー、フランス、ドイツ、ルクセンブルク、マレーシア、スペイン、トルコ、英国から獲得した。

エアバス・ミリタリーは、ペイロード3トンから37トンまで幅広い軍用輸送機の開発、製造、販売、サポートを総合的に行う軍用輸送機および人道支援輸送機メーカー。現在、A400Mプログラムおよびエアバス民間機をベースにした、世界でも独自の最先端空中給油ブーム(ARBS)を搭載する軍用タンカー輸送機の開発に取り組んでいる。また、C-295、CN-235、C-212なども扱い、軽量中型軍用輸送機の分野では世界市場をリード。世界中で100カ国以上の軍がおよそ650機を運用しており、1,000機以上の受注を獲得している。