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エールフランス航空にA380第1号機を引き渡し A380の合計引き渡し数が20機に

2009年 10月 30日 Press Release

エアバスは10月30日、エールフランス航空に同社の第1号機となるA380を引き渡した。これによりエールフランス航空はA380を運航する欧州で最初の航空会社となる。この引き渡しによってエアバスが納入したA380は合計で20機となった。引き渡し記念式典が独ハンブルクで開かれ、エールフランス航空/KLMオランダ航空のピエール・アンリ・グルジョン最高経営責任者(CEO)、エールフランス航空/KLMオランダ航空のジャン=シリル・スピネッタ会長、エアバスのトム・エンダースCEO他、エンジン・アライアンス社の社長らが出席した。

この式典でエールフランス航空は3クラス制で538座席(ファースト・クラス9席、ビジネス・クラス80席、ボヤジャー・エコノミー449席)を装備する同社のA380の広々とした快適な客室を初公開した。客室には革新的なムード・ライトを備え、様々な雰囲気を演出することができるため、乗客に穏やかでリラックスした客室空間を提供する。

エールフランス航空/KLMオランダ航空のピエール・アンリ・グルジョンCEOは、「A380を1機運航させることで年間1,200万から1,500万ユーロを節減することができるだろう。景気低迷が続く中、A380は我々にとって苦境に立ち向かうひとつの手段となる」と述べた。また、「エールフランス航空はA380によってコストを維持しながらも、お客様にさらなる快適性を約束する。A380は環境にも配慮した航空機であり、我々の環境に対する取り組みにも同調するものだ」と付け加えた。

エアバスのトム・エンダース社長兼CEOは、「今回の引き渡しによって、エアバスとエールフランス航空の協力関係はさらに深まるだろう。我々の初めての顧客であるエールフランス航空が、今再びA380を欧州で初めて運航する航空会社になることを非常に誇らしく思う。我々はA380が同社のさらなる発展に一役担うことができると確信している」と語った。

エールフランス航空のA380はエンジン・アライアンス社製GP7200エンジンを4基搭載する。推力はそれぞれ72,000ポンド。燃費効率に優れ、乗客一人を100キロ運ぶのに必要な燃料は3リットル以下である。また、空力性能も高く、現在の厳しい騒音規制に対応するだけでなく、世界中で運航されている大型機の中で最も静かな航空機でもある。総2階建て大型航空機のA380は従来の大型機と比べて離着陸時の騒音が半分。便数を増やすことなくより多くの乗客を運ぶことができ、混雑の増す空港の負担を軽減、持続可能な成長を促す。

効率的で最新技術を採用したA380は高い経済性と運航柔軟性を誇り、既存の大型機と比較して1座席あたりのコストが20%も低く、15,000キロ以上の航続距離を持つ。

エールフランス航空は2001年6月に10機のA380を発注。2007年にさらに2機追加発注を行っている。

エールフランス航空の第1号機となるA380は11月20、21日にパリ-ニューヨーク-パリ間で初就航する。同社は合計で183機のエアバス機を運航する欧州最大の顧客。現在34機のA330/A340ファミリー、149機のA320ファミリーを運航させている。1974年にエアバスが開発した初めての航空機を受領し、単通路型機A320ファミリーを全機種運航させた初めての航空会社でもある。

エールフランス航空のA380はエアバスが引き渡した20機目のA380である。現在シンガポール航空が10機、エミレーツ航空が5機、カンタス航空が4機を運航させている。これらすべてのA380は4大陸を結ぶ13の主要国際路線で運航中。また12都市(オークランド、バンコク、ドバイ、香港、ロンドン、ロサンゼルス、メルボルン、パリ、シンガポール、シドニー、東京、トロント)の主要国際ハブ空港で運用されている。

A380は合計で7,900回、75,000時間を飛行。250万以上の乗客がA380による空の旅を楽しんでいる。

これまでにA380は世界中で16社から200機の受注を獲得した。

エアバスは100座席から525座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国、中東に現地法人を置く。本社は仏トゥールーズ。EADSが100%出資する。