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「エアバスA380セミナー」開催 重要市場日本でA380の最新状況報告

2007年 11月 30日 Press Release

エアバスは11月30日、都内のホテルで「A380セミナー」を開催した。このセミナーには日本の航空業界各社や政府関係者、また学術関係者やマスコミなどから約250人が参加した。

A380セミナー開催のため、上席副社長兼A380プログラム最高責任者のマリオ・ハイネン、マーケティング・契約担当上席副社長のキラン・ラオ、そしてマーケティング担当副社長のコリン・スチュアートが揃って来日し、10月に就航したばかりの最新大型機A380やエアバス社のビジネス状況、航空業界の将来展望などについて説明した。さらに、冒頭、エアバス・ジャパン株式会社のグレン・S・フクシマ代表取締役社長が挨拶し、セミナーを進行した。

最初に講演を行ったラオ上席副社長は、2007年度のエアバス社のビジネス状況について、「今年10月末時点での2007年度受注は1,021機を記録し、過去最高であった2005年度の合計1,111機に迫る勢いだ。また、今年度の引き渡し機数も450機程度となり、過去最高を記録する見通しである」と語った。10月末時点の総受注残数は3,000機を越え、現在の生産ペースでも6年を要するほどに拡大した。

続いて演台に立ったスチュアート副社長は、次世代の中型双発旅客機A350XWBとA380について概要説明を行った。そのなかで、「成田は、ロサンゼルス、香港に続き、国際線向け大型機の離陸回数が3番目に多い空港であり、世界で最も混雑した空港のひとつに数えられている」と言及。「空港の混雑問題は従来から指摘されているが、こういった混雑空港の発着枠をさらに増加することは限界に近づいてきている。このような問題や拡大する旅客需要に対応するにあたってA380は非常に有効な解決策となるであろう」と付け加えた。

A380の最新状況についてプレゼンテーションを行ったヘイネン上席副社長兼A380プログラム最高責任者は、「A380の初号機は予定通り10月15日にシンガポール航空に引き渡され、10月28日から定期運航を開始した。就航から約1ヶ月を迎えるが、これまでのところ機材の問題で出発が遅れたという報告はない」と説明。「シンガポール航空向けA380の2号機は来年1月に引き渡しを予定しており、その他にもエミレーツ航空やカンタス航空へ2008年度にA380が引き渡される」

次世代の旗艦機となるA380は10月28日よりシンガポール-シドニー線で定期運航を開始。現在までの定時出発率は100%を誇る。

10月の初就航に先立って、A380は型式証明取得や空港適合性テストの一環として成田国際空港や関西国際空港など、世界の60ヶ所以上の空港に飛来した。各地の空港では、滑走路や誘導路での走行や空港施設および地上支援機材などの適合性が検査された。この結果、A380は既存の空港設備で運用が可能なことが確認されている。

排気が少なく、騒音を削減、環境に配慮したA380は輸送における新たな業界標準を確立している。A380が乗客一人を100キロ運ぶのに必要な燃料は3リットル以下で比類ない燃費性能を持つ。

A380の客室は、全てのクラスの乗客により広いスペースと静かで快適な居住空間を提供。最新技術を採用したA380は高い経済性と運航性能、優れた運航柔軟性を誇る。またA380は便数を増加させることなく、既存の大型機よりも40%以上の乗客を運ぶことができる。標準の3クラス制で525座席を装備。1座席あたりのコストは20%低く、航続距離も1,000nm 以上長い。

エアバスは100座席から525座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国に現地法人を置く。本社は仏トゥールーズ。EADSが100%出資する。