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エアバスA380、初就航から一周年

2008年 10月 25日 Headline news

エアバスは10月25日、21世紀のフラッグシップであるA380が記念すべき就航一周年を迎えたことを発表した。A380の初号機は2007年10月15日にシンガポール航空に引き渡され、25日にシンガポールとシドニー間でチャリティフライトを行い運航を開始した。その後エミレーツ航空とカンタス航空にそれぞれ引き渡され、両社でも運航されている。これまでに合計9機のA380が引き渡された。6機がシンガポール航空に、2機がエミレーツ航空、1機がカンタス航空に引き渡されている。エミレーツ航空のA380の2号機は10月24日に引き渡されたばかり。

これまでに合計で70万人以上の乗客がこの世界初の総2階建て旅客機で飛行している。A380は現在4大陸間を結ぶ主要な国際路線に就航。シンガポールとシドニー、ロンドン、東京を結ぶ路線、ドバイ-ニューヨーク路線、シドニー-ロサンゼルス、メルボルン-ロサンゼルス路線などで運航されている。

現在運航中のA380を合計した総飛行時間は15,000時間以上、飛行回数は1,600回以上にのぼる。最も高い運航信頼性を提供するA380は、運航性能と環境効率性、運航コストの点で新しい業界標準を確立した。さらに、乗客へ比類ない快適性と客室内の高い静粛性を約束し、騒音も削減したA380は環境性能においても新しい基準を築いている。実際の運航実績からA380の1座席あたりの燃料消費はこれまでの大型機と比べて20%も低く、大型機の中で最も高い燃費効率を実証している。

シンガポール航空のチュウ・チュン・センCEOは、「我々は就航1年を迎えたA380の性能に非常に満足している。現在、保有する6機のA380によってシンガポールとシドニー、東京を結ぶ路線で1日1便、シンガポールとロンドン間で1日2便を運航している。A380は期待通り信頼性が高く、燃費効率に優れた航空機である」と語った。「重要なのは乗客がA380のゆとりのある空間や客室内の静けさ、快適性、我が社が提供する新しい客室装備品やサービスを歓迎しているという事実である。また、A380に乗務するにシンガポール航空の乗務員の評価も高い。A380は我が社のサービスに対する評判を高めてくれる機材である」

エミレーツ航空のシェイク・アハメッド・ビン・ザイード・アルマクトゥーム会長兼CEOは、「A380は環境への影響を最小限に抑え、新世代のエンジンと優れた空力性能を持ち、現在の騒音規制に対応するだけでなく、他の大型機と比べて大幅に騒音を削減した」と述べた。また、「離陸時と着陸時の騒音がこれまでの大型機よりも半分に削減されている。今後、環境効率の優れた航空機の運航を促進していくエミレーツ航空にとってA380は最適な航空機であり、だからこそ我が社はA380を58機発注した」と付け加えた。

カンタス航空のジェフ・ディクソンCEOは、「15,200キロの航続距離を持つA380は我々に多大な利点をもたらしてくれる。A380は混雑の激しい空港の交通を緩和し、航空輸送の成長に対応する機材である。A380は路線によって便数を増やすことなく効率的な運航を実現でき、我が社は様々な点において優位性を確保することができるだろう」と語った。

エアバスのトム・エンダース社長兼CEOは「今日はエアバスにとって記念すべき特別な日である。様々な困難を乗り越え、たゆみない努力を重ね、航空会社と緊密な協力をした結果、A380の性能を最大限に引き出すことができた。A380は効率性に優れ、定時出発率における信頼性が高く、顧客に真の利点をもたらす航空機である」と述べた。

A380はこれまでに17社から202機の確定受注と覚書による受注を獲得している。

エアバスは100座席から525座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国、中東に現地法人を置く。本社は仏トゥールーズ。EADSが100%出資する。