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仏トゥールーズにA350 XWBの最終組立工場を建設

2009年 01月 14日 Headline news

エアバスは1月14日、仏トゥールーズでA350 XWBの最終組立工場の建設が着工したことを発表した。A350 XWBは効率性の優れた最新の広胴型航空機で、2013年に就航の予定。

この最終組立工場は74,000平方メートルの広さで、A350 XWBの胴体と主翼の組立などが行われる。航空機システムのテストや客室装備の取り付けには隣接するA330/A340の施設を利用する。

工場の建設費は1億4,000万ユーロ。最大稼動時には1,000人以上の従業員が作業する。同工場は最も環境効率の高い施設となる。

この新工場の建設では、旧建物のコンクリートや土台をリサイクルし再利用する。エネルギー管理システムによってエネルギーを効果的に利用することが可能で、屋根に太陽光発電パネルを取り付けて工場に必要な電力の大部分をまかなう。作業の効率を上げるため、作業工程に新方式を取り入れ作業チームが平行して作業することによって、最終組立の最初の工程から最終的な引き渡しまでの時間を30%短縮することができる。

エアバスのトム・エンダース社長兼最高経営責任者(CEO)は「A350 XWBの詳細な設計が2008年末に確定した。この最終組立工場の建設は同機が順調に開発されていることの裏付けである。A350 XWBは航空業界において最も効率性の優れた航空機となるだろう。世界中のエアバス従業員やサプライヤ、顧客が一丸となってこのプログラムを成功させるために今も最大限の努力を続けている」と語った。

A350 XWBは、効率性の高い中型の長距離ワイドボディ機に対する市場における需要の増加に対応するエアバスの回答である。最大で15,400キロの航続距離を持つA350 XWBは3機種で構成される。その一つであるA350-800は3クラスの客席仕様で270座席を装備する。2つ目のA350-900も同じく3クラスで314座席装備。3つ目のA350-1000は350座席を装備する。

胴体幅が同クラスの航空機の中で最も広く、機内空間が広がったことで乗客への快適性が向上。また、1座席あたりの運航コストを削減している。ロールス・ロイス社製トレントXWBエンジンを2基搭載するA350 XWBは、燃料費の高騰、高品質を求める乗客の期待、環境問題に対する関心の高まりに対応する。

A350 XWBは生産着手からわずか2年で合計受注数が29社から478機となった。航空史上最も速いスピードで受注を獲得している航空機である。

エアバスは100座席から550座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国、中東に現地法人を置く。本社は仏トゥールーズ。EADSが100%出資する。