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帝人の炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板がA350 XWBに採用

日本企業とのパートナシップをさらに拡大

2014年 05月 22日 Press Release

エアバスは帝人グループで炭素繊維・複合材料事業を展開する東邦テナックス株式会社が製造した炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板の認定作業が終了し、A350 XWBに採用が決定したことを発表した。この製品はA350 XWBテスト機に搭載され、認定作業を行っていた。

東邦テナックスの欧州拠点である独Toho Tenax Europe GmbHにおいて製造され、A350 XWBの胴体構造部に利用される。

東邦テナックスの吉野隆代表取締役社長は、「航空機分野における機体の軽量化やエネルギー効率のニーズが大きくなる中、わが社のプレゼンスもますます高まっていくものと考えています。今後は、高性能炭素繊維・中間材料や構造材の開発を進め、さらなるソリューション提供を加速していきます」と語った。

エアバス・ジャパンのステファン・ジヌー代表取締役社長は、「東邦テナックスの製品が予定通り認定され、最新鋭の旅客機A350 XWBに採用が決定したことをうれしく思います。東邦テナックスはエアバスにとって長い間非常に重要なサプライヤーです。エアバスはこの関係を将来さらに発展させていく予定です」と述べた。

東邦テナックスはエアバス・グループ(旧EADS)との間で、炭素繊維複合材を供給する15年契約を2010年に締結している。

3機種で構成されるA350 XWBファミリーは最新鋭の長距離用中型航空機。胴体幅が広く、長距離を飛行するすべてのクラスの乗客に快適な乗り心地を提供する。また、同サイズの競合機と比べて効率性を25%向上させた。2014年4月末時点で世界中の39社から合計812機の受注を獲得している。

現在A350 XWBの飛行テストが順調に行われており、2014年第3四半期(7月-9月)の型式証明取得を目指している。就航は2014年第4四半期(10月-12月)。これまでに350回以上のフライトで1,700飛行時間以上のテストを終了。現在4機のテスト機を使っているが、数週間以内に5機目のテスト機が加わる予定。

2013年10月には日本航空がA350 XWB(A350-900が18機、A350-1000が13機)を31機とオプションで25機発注した。日本航空がエアバス機を発注したのはこのときが初めて。