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A330の航続距離とペイロードを増加、最大離陸重量を240トンに

2012年 07月 09日 Press Release

エアバスはA330の最大離陸重量を240トンに増加させた新しいタイプを提供することを発表した。この最大離陸重量240トンの増加は最初にA330-300に適用され、続いてA330-200、A330-200F貨物専用機に適用される。

最大離陸重量の増加によってA330-300は航続距離が最大400海里/740.8キロ延びて5,950海里/11,020キロになる。乗客300人を乗せ、最大離陸重量235トンの既存のタイプよりペイロード(有償搭載量)を約5トン増やすことができる。一方、A330-200は最大270海里/500キロ航続距離が延びて7,050海里/13,060キロ飛行することが可能。246人の乗客を乗せ、最大離陸重量238トンの既存のタイプよりも2.5トン以上ペイロードを増加させることができる。さらに、A330-300 、A330-200ともに空力性能の改善とエンジンの強化によって燃費効率が向上する。この最大離陸重量を増加させたA330-300の就航は2015年半ばを目指す。

A330ファミリーは240トンの最大離陸重量を持つことで、カバーする市場の範囲が大幅に広がる。たとえば、A330-300は新たに東京-ロンドン、フランクフルト-ケープタウン、北京- メルボルン、北京-サンフランシスコ、クアラルンプール-パリ、そしてロサンゼルス-ダブリンなどの路線を飛行することが可能になる。また、1992年の初期型で最大離陸重量212トンのタイプと比較すると、航続距離が2,000海里/3,700キロ増えており、ヒースロー空港を発着する市場の90%をカバーしている。つまり、初期型が運航を開始したときの市場カバー率39%から51%も広がることになる。

最大離陸重量240トンのA330-300はまた、B777-200ER同等の航続距離を持ちながら1,800海里/3,334キロの飛行において燃料消費を15%以上削減する。さらに、多くの路線においてB787の代替機として高いコスト効率を発揮し、同機よりも1飛行につきダイレクト・オペレーティング・コストを約5%低くする。重要な利点は、航続距離が延びたことによってA330-300がA330-200のネットワークの多くをカバーすることができるようになることである。これにより航空会社はA330-200で新規路線の開拓や便数を増やす一方でA330-300を使用して低コストで輸送量を増やすこともでき、柔軟な運用が可能になる。

双発のA330ファミリーは250席から300席を装備する世界中で高い支持を得ているワイドボディ機。これまでに約1,200機の受注を獲得。世界中の90社以上によって約900機が運航されている。様々な改良を重ね、同クラスの中で最もコスト効率に優れ、出発信頼度は平均99%を超えている。派生機に貨物専用機、VIP用、軍用輸送機/タンカーがある。