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オランダのエアキャップ、A320/A321貨物転用機の初の顧客に

2008年 07月 16日 Headline news

オランダを拠点とする航空機リース会社のエアキャップが、同社がすでに保有する30機のA320/A321旅客機を貨物機に改修するため、エアバスの貨物機改修会社(AFC)と契約を締結した。これにより、エアキャップはA320/A321貨物転用機の初の顧客となった。 

これまでに3,500機以上を引き渡し、2,600機以上の受注残があるベストセラー機、A320ファミリー旅客機をベースとするA320/A321P2F貨物転用機は、著しい成長をみせる急送便市場において最新の小型貨物機として最も理想的な貨物機となるだろう。21トンから28トンの有償貨物積載量を持ち、最大航続距離は3,700キロ。基本設計に基づき、下部デッキにコンテナ貨物やばら積み貨物を収容することができ、市場での優位性を確保する。さらにこの最新貨物転用機は環境にも配慮し、燃料消費と騒音を最も削減している。初号機は2011年に引き渡される予定。2012年から徐々に量産に移行し、2016年までには年間37機を生産する見通し。 

エアキャップのクラウス・ハイネマン最高経営責任者(CEO)は「A320とA321P2F(貨物転用機)は貨物機市場における新しい業界標準を築くだろう。小型貨物機市場で唯一の最新型貨物機といえるA320/A321P2Fによって我が社は保有する小型貨物機を強化、拡充していく」と述べた。

A320/A321ファミリーの改修を請け負うエアバスの貨物機改修会社であるAFCは、顧客の仲介役となってプログラム全体を管理し、貨物転用機のマーケティングおよび営業、契約交渉、引き渡しなどを担う。独ドレスデンに本社を置くAFCはEADSの子会社である EFWとエアバス、そしてロシアのUACとイルクート・コーポレーションとの合弁会社である。2007年3月に設立され、ロシアと欧州の航空産業界における長期的な共同プログラムとして新しい一歩を踏み出した。AFCへの出資比率はそれぞれロシア側が50%(UAC、イルクート・コーポレーションがそれぞれ25%ずつ出資)分担し、EADS EFWが32%、エアバスが18%分担している。独ドレスデンのEFWの改修工場で貨物転用機の増産を行い、その後第2の生産ラインとしてロシアのジュコフスキーに工場が建設される予定。

AFCのラーズ・ベッカーCEOは「世界を代表する航空機リース会社のエアキャップがこの最新貨物転用機のローンチカスタマーとなったことはとても喜ばしい。我々は2012年から2026年にかけて400機の単通路旅客機を貨物機に改修する。量産後は年間で30機のA320ファミリー貨物転用機の生産を目指す」と語った。

エアバス旅客機の貨物機への改修作業を行っているEFWはすでに160機の広胴型貨物転用機を世界中の顧客に引き渡しており、この知識と経験を今後、この最新貨物転用機プロジェクトに適用し、顧客の要望に合った市場のニーズに対応する貨物転用機の製造に役立てていく。 

エアバスは100座席から525座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国に現地法人を置く。本社は仏トゥールーズ。EADSが100%出資する。