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今後20年間でアジア太平洋地域における航空機需要が8,000機と予測

2010年 02月 03日 Press Release

エアバスは2月3日、アジア太平洋地域の航空会社が今後20年間で約8,000機の新造旅客機および貨物機が必要となる見込みであることを発表した。これは金額にすると1.2兆米ドル。また、2028年までの間に予測される世界の航空機引き渡し機数の3分の1を占める割合である。同地域ではより大型の航空機需要が増加する見込み。

今回のアジア太平洋地域における最新航空機市場予測は、エアバスのジョン・リーヒー顧客担当最高業務責任者(COO)が現在開催されているシンガポール航空ショーで発表した。

それによると、アジア太平洋地域における航空旅客交通量は年間平均5.9%で増加し、航空貨物輸送量は年間6.3%増加する見通し。世界の旅客交通量の増加は年間4.7%、貨物輸送量は年間5.2%である。航空交通量の増加と航空会社の機材入れ替えにより、この地域における大型機の引き渡し機数は約880機、2通路広胴型機は2,570機、単通路型機は4,560機と予測される。

アジア太平洋地域においてより大型の航空機需要が高いのは、主要都市部へ人口が集中し、主要な地域内路線の航空輸送量が多いことと、欧州および北米への国際路線における今後の輸送量増大に対応するため。一方、単通路型機の需要は今後数年で加速するであろう。この理由としては、低コスト航空会社の増加と、特に中国、インド、東南アジアにおける副都市間の新路線開設が挙げられる。

貨物機需要においては、アジア太平洋地域がこれまでと同様に世界の航空貨物市場の大部分を占め、この地域において運用される貨物専用機は5倍の1,500機に増加する見込み。このうちの多くが旅客機から改修された貨物転用機で、新造貨物機は約340機の引き渡しが予測される。新造貨物機は主に広胴型で、世界の新造貨物機需要予測の40%を占めている。

エアバスのジョン・リーヒーCOOによれば、今後20年間でアジア太平洋地域は世界の旅客輸送量の約30%、貨物輸送量の約40%を担う見込みで、世界最大の航空輸送市場として米国および欧州を追い抜く市場となるであろう。

アジア太平洋地域はエアバスにとって重要な市場であり、これまでに獲得した総受注数の4分の1を占めている。現在、66社によって約1,430機のエアバス機が運航されており、さらに1,120機の受注残がある。これはエアバスの合計受注残機数の32%を占める割合。これによりアジア太平洋地域が、新造航空機の需要が急増している成長市場であることが裏付けられる。

今回のアジア太平洋地域における航空機市場予測は、昨年発表されたエアバスの航空機市場予測「グローバル・マーケット・フォーカスト」によるもの。それによると、2009年から2028年にかけて世界では約25,000機の新造旅客機および貨物機が引き渡される見込みで、これは金額にすると3.1兆米ドル。その内訳は大型機が1,700機、2通路広胴型機は6,250機、単通路型機が約17,000機。

エアバスは100座席から525座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国、中東に現地法人を置く。本社は仏トゥールーズ。EADSが100%出資する。