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エアバス、今後20年間の日本における航空機需要は571機と予測

2009年 12月 02日 Press Release

環境効率の優れた大型機の需要が最大100

エアバスは12月2日、2009年から2028年にかけて約570機の新造旅客機および貨物機が日本の航空会社に引き渡される見込みであることを発表した。これは金額にすると1,060億米ドルになる。また、日本において、エアバスの最新大型機A380のような400座席以上を装備する大型航空機の需要は約100機と予測している。

エアバスは同日都内で開催した記者会見で、最新の航空機市場予測「エアバス・グローバル・マーケット・フォーカスト(GMF)」を紹介した。日本における新造航空機の需要571機のうち、単通路型機が169機、2通路型機が304機、大型機が98機。新造旅客機の合計が518機で、新造貨物機は53機の需要を見込んでいる。

航空輸送は環境効率の優れた成長産業であり、世界経済に必要不可欠なものである。エアバスの市場予測では、日本における航空輸送は成長を続ける一方、インフラ面による制約がますます厳しくなることを予測している。成田国際空港のB滑走路が延伸され、2010年には羽田空港第4滑走路が供用を開始するとはいえ、日本の主要都市にある空港はすぐに混雑が激しくなるであろう。日本の航空輸送量の増加を促す要因として主に挙げられるのは、1)価格に敏感で旅行志向が強い若い世代の存在、2)快適性を重視し価格に敏感で旅行好きな高年層の存在、3)海外在留邦人の増加、4)ビジネス目的あるいは日本文化に興味を持つ訪日外国人の増加、などである。

短期的に十分な便数増加があるとしても、このような混雑の集中する市場において将来の需要増に対応し、日本の航空産業を効率的に発展させていく最良の道は、より大型で、経済性が高く、環境に配慮した航空機を運航させることである。このような混雑空港がある日本市場は、ハブ化戦略が最も適している。実際、エアバスの航空機市場予測では成田国際空港と羽田空港は大型機の運航が予想される空港の上位20空港の中に位置づけられている。

エアバスのローラン・ルオー マーケット・プロダクト・ストラテジー担当シニア・バイス・プレジデントは、「2020年までに日本の国際路線のうち30路線に大型機が就航するだろう。これは日本を出発地とした国際航空輸送量の41%にあたる。我々は、最新で広々とした環境効率の高いA380のような大型機が100機近く、日本と世界の主要都市を結ぶ路線で運航されることを予測している」と述べた。さらに「ハブ化戦略を採用することによって日本の航空輸送需要がますます増加する可能性がある。A380は日本の航空会社にとってその需要に対応することのできる航空機といえる」と付け加えた。

エアバスの予測では、日本の国内および国際路線における輸送需要と経年化した航空機の代替のため、304機の2通路型機が必要になるとしている。これに対応するのがA330ファミリーや開発中の次世代中型機A350 XWBである。両機とも経年機の代替となり、日本から欧州、あるいは北米路線での運航コストを大幅に削減することができる。

日本における単通路型航空機の需要は169機あると見込む。これに対応するのはベストセラー機として支持されるA320ファミリー。主に国内および地域路線向けの運航に適している。

エアバスは日本の航空貨物輸送も成長し続けることを予測している。現在日本には合計29機の貨物専用機が運航されており、2028年までにはその数が3倍以上の95機に増加するであろう。旅客機から貨物機への改修機を除いた新造貨物機の需要は合計で53機とみている。

総2階建ての最新A380、次世代A350 XWBファミリー、ベストセラーのA320ファミリー、利益を生むA330/A340ファミリーによって、エアバスは世界で最も革新的で効率的な製品群を幅広く提供する。エアバスの航空機は全機種とも技術面、運航面において高い共通性を持つため、日本の航空会社の高いニーズに対応することのできる航空機である。

エアバスは100座席から525座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国、中東に現地法人を置く。本社は仏トゥールーズ。EADSが100%出資する。