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最新航空機市場予測を発表、今後20年間で28,000機以上の需要

2012年 09月 04日 Press Release

エアバスは最新の航空機市場予測「グローバル・マーケット・フォーカスト(GMF)」を発表し、2012年から2031年までに約28,200機の新造旅客機および貨物機が必要になると予測した。これは金額にすると4兆米ドルになる。そのうち27,350機以上が旅客機(100座席以上)需要で、金額にすると3兆7,000億米ドルになる。

今後20年間で旅客輸送量は年間平均4.7%ずつ増加し、約10,350機が効率性の優れた新型機へ入れ替えられる見込み。2031年までに世界の旅客機数は110%拡大し、現在の15,550機超が32,550機以上に増加する。また、世界の貨物機数は現在の1,600機がほぼ倍増して3,000機となる見通し。

今後20年間の輸送量増加の半分以上が新興の経済地域における需要によるもの。大都市への人口集中や中産階級層が倍増して50億人に増えることも成長の要因となる。大都市の数は2031年までに2倍以上の92都市に増加し、世界の航空輸送の90%以上がそれらの大都市間を結ぶ、もしくは経由することが予測される。 

エアバスのジョン・リーヒー顧客担当最高業務責任者(COO)は「国際線を別にすれば、2031年までに世界最大の航空輸送の上位は米国、中国、西欧域内、インドの国内線で、これらの合計は世界の航空輸送量の3分の1を占めるだろう」と述べた。さらに、「今後20年間で中国国内の旅客輸送は米国国内の輸送量を上回り世界第1位となる。航空輸送は国際的なビジネスに必要不可欠なものだけでなく、国内の経済にも大きな影響を与える」と付け加えた。

地域別の予測では、アジア太平洋地域が新造機需要の35%を占める見込み。続いて欧州、北米がそれぞれ21%を占める。金額にすると中国が最大市場となり、続いて米国、アラブ首長国連邦、インドとなる。

A380のような400座席以上を装備する大型機(VLA)の需要は1,700機以上あると予測。これは金額で6,000億米ドルになる。そのうち、1,330機以上が旅客機で、金額にすると約5,000 億米ドル(世界の合計引き渡し金額の約13%、合計機数の5%)。アジア太平洋地域が大型機需要を牽引する(46%)。続いて中東(23%)、欧州(19%)となる。

A330とA350 XWBファミリーのような2通路型航空機(250座席から400座席)では、約6,970機の新造旅客機および貨物機が今後20年間で引き渡される見通し。これは金額にすると1兆7,000億米ドル。このうち6,500機が旅客機で、金額にすると1兆6,000億米ドル(金額で全体の44%、機数では24%)となる。アジア太平洋地域が最大市場となり(46%)、欧州(17%)、北米(13%)が続く。

単通路型機では、19,500機以上が今後20年間で引き渡される見込み。これは金額で1兆6,000億米ドルになる(金額で全体の43%、機数では71%)。需要の3分の1がアジア太平洋地域におけるもの。続いて北米(25%)、欧州(22%)となる。単通路型の引き渡しのおよそ30%は低コスト航空会社となる見込み。

エアバスの「グローバル・マーケット・フォーカスト」(GMF)では世界の航空輸送の発展を調査している。今後20年間にわたる約750社の旅客航空会社と190社の貨物航空会社が保有する航空機群の分析を行い、約300の特定の旅客・貨物輸送の推移や各航空会社の年度ごとの機材展開を予測している。エアバスはこういった分析をもとに、小型機からA380のような大型機までの航空機需要を予測する。

*エアバスのGMF2012年度版の詳細はwww.airbus.comでご覧いただけます。また、App Storeからもご利用いただけます。