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エアバス社2009年度業績

2010年 01月 12日 Press Release

エアバスは12日(現地時間)、2009年度(1月-12月)の業績を発表した。それによると2009年度の引き渡し機数は前年より15機増加して498機となり、過去最高の記録を樹立した。その内訳はA320ファミリーが402機、A330/A340が86機。それぞれ過去最高の引き渡し機数を記録した。A380は10機。また、エアバスの軍用輸送機部門であるエアバス・ミリタリーは軽量中型軍用輸送機を16機引き渡した。

厳しい経済情勢にもかかわらず新規受注も目標機数に到達。総受注数310機(キャンセルされた機数を差し引いた純受注数は271機)を獲得した。これは金額にすると349億米ドル(純受注で303億米ドル)で100座席以上の市場において54%を占める。

受注の内訳はA320ファミリーが228機、A330/A340/A350 XWBファミリーが78機、A380が4機。最新のA350 XWBは開発着手からわずか3年で500機を超える受注に到達した。また、2009年度末時点の合計受注残数は3,488機にのぼる。これは金額にすると4,371億米ドル、量産体制で約6年を要する機数である。

2009年度にはエアバス・ミリタリーが統合し、エアバスの管理の下ですべての軍用機関連の業務を執り行うことになった。エアバス・ミリタリーは昨年12月にA400M(MSN1)の初飛行を行い、組織の再編および新プログラムの発足を裏付けた。

A330をベースに開発された多目的タンカー輸送機(MRTT)はオーストラリア空軍(RAAF)向けの製造が順調に進み、予定通り2010年の中ごろに引き渡しを予定している。同機は3機追加発注を受け、合計受注数が28機になった。より小型の軍用輸送機分野の受注も好調で、7の顧客から19機の受注を獲得した。その内訳はC-212が1機、CN-235が2機、C-295が16機。

エアバスの経営改革計画である「パワー8」プログラムは2009年度も目標を上回り、これまでに合計で20億ユーロのコスト削減を実現した。また、追加改革計画の「パワー8+」では、2012年までにさらに6億5,000万ユーロのコスト削減目標を掲げている。

エアバスのトム・エンダース社長兼最高経営責任者(CEO)は、「昨年度の経済状況を考えると我々はかなり良い業績を納めることができたと思う。これはエアバス従業員のチームワークと柔軟性、さらに、顧客、サプライヤ、金融機関との緊密な協力関係によって成し遂げることのできた結果である。我々は2008年、2009年の生産ペースを保持するつもりであるが、今後状況を見通した柔軟な対応をしていく。我々はまだ困難な状況から完全に抜け出せたわけではない」と述べた。さらに、「今後の重要な課題は、A400Mの開発における財政基盤を確保することである。これについては各国との緊密な協議を重ねて決定するつもりだ」と付け加えた。

エアバスは100座席から525座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国、中東に現地法人を置く。本社は仏トゥールーズ。EADSが100%出資する。