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今後20年間で中国大陸における大型機の需要が増加

2008年 05月 05日 Headline news

欧州を代表する航空機メーカー、エアバス(本社:仏トゥールーズ、社長兼CEO:トム・エンダース)は、2007年から2026年にかけて中国大陸で必要 になる新造旅客機及び貨物機の需要が約2,800機必要になると予測している。これは金額にすると3,290億米ドルに相当。また、これは今後20年間の 世界の合計需要約24,000機のうち11.6%を占める。


24日に発表されたエアバスの最新航空機市場予測「グ ローバル・マーケット・フォーカスト:中国」では、中国の航空会社は今後20年間で約2,800機の新造旅客機及び貨物機が必要になると予測される。その 内訳は、単通路型機が1,900機以上、2通路型機が約700機、大型機が190機。A380のような大型機の需要は、中国を目的地または出発地とする航 空交通量が増えるに従い大幅に増加し、特定の地域に集中するであろう。


中国大陸における旅客輸送は5倍に増加し、旅客機数は3倍になると予測される。そのため今後20年間で新造旅客機は合計2,670機必要となる。


ま た、中国大陸における航空貨物輸送は6倍に増大し、今後20年間で約130機の新造貨物機が必要になる見通し。中国の平均的な国内市場の年間平均成長率は 10.5%、国際市場の年間平均成長率は8.5%と予測され、航空貨物輸送の需要は高いレベルを維持する見通しである。そのため中国の貨物機数は今後20 年間で11倍となり、2026年までには現在の45機から471機に増加する見込み。


中国の航空輸送が急成長する 要因として、中国の長期的な経済発展、貿易成長、国民の消費力向上と海外旅行の増加などが挙げられる。こういった要因に加えて、北京や上海といった大都市 への人口集中化が、A380のような大型機の需要増加を誘発する。IATAの統計によると、2007年の中国の国際航空輸送は、欧州-中国間の旅客の 87%、米国-中国間の旅客の85%が北京や上海を目的地として集中している。アジア地域内の需要もまた、北京、上海、香港、東京、ソウル、バンコク、シ ンガポールといった大都市に集中する。このため2020年までには北京を目的地とする大型機の運航が毎日80便あると予測される。A380はより多くの乗 客を運ぶことが可能で、飛行頻度を削減し、燃費、騒音、CO2排出も削減でき、中国の航空会社に多大な利益を提供する旅客機となるだろう。


2007 年度における中国での下請による契約額は、エアバスの目標値である6,000万米ドルを超えて7,000万米ドルに達した。現在6つの中国企業がエアバス の航空機製造に関わっている。また、エアバスと中国企業連合の天津港保税区(TJFTZ)、中国航空工業第一集団(AVIC I)、中国航空工業第二集団(AVIC II)による合弁会社が運営する天津のA320最終組立工場は、今年8月に初号機の組み立てを開始し、2009年半ばには初号機の引き渡しが行われる予 定。


エアバスは100座席から525座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国に現地法人を置く。本社は仏トゥールーズ。EADSが100%出資する。