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エアバス、「第10回ドバイ航空ショー」で合計163機の受注を獲得

2007年 10月 15日 Press Release

エアバスは10月15日、次世代の大型機A380の初号機をシンガポール航空へ引き渡した。仏トゥールーズで開催された引き渡し記念式典には、エアバス、シンガポール航空、ロールス・ロイス社の3社のCEOの他、500人以上が出席した。A380初号機はエアバスのトム・エンダース社長兼最高経営責任者(CEO)から、シンガポール航空のチュウ・チュン・センCEOに正式に引き渡され、シンガポール航空が世界で初めてA380を就航させる航空会社となる。

また、この式典で、シンガポール航空は同社の広々とした豪華で最新のA380客室内を初公開した。シンガポール航空のA380は3クラス制で471座席を装備する。

シンガポール航空のチュウ・チュン・センCEOは「我が社はA380を長いこと待ち望み、ついにこの記念すべき日がやってきた。これから、航空機産業の歴史に刻まれる新たな時代が幕を開ける。その最初の一歩を踏み出す航空会社であることを誇りに思う」と語った。また、「最新の客室を装備した我が社のA380は、どのクラスの乗客も最も静かな広々とした居住空間で、寛ぎの時間を満喫することができる。ファースト・クラスを超える我が社の『スイート・クラス』は、これまでとは全く違った最高レベルの空の旅を約束する」と付け加えた。

エアバスのトム・エンダースCEOは「今日という日はこれまでA380の開発に長いこと携わってきた全ての人々にとって、また、A380を発注した顧客にとって記念すべき日となった。様々な困難を乗り越え、これまでエアバス社とその航空機に信頼を置いてくれた人々に感謝の意を表したい。また、非常に高い評価を受けるシンガポール航空が、この21世紀のフラッグシップとなるA380初号機を初めて就航させる航空会社となることを誇りに思うと同時に、同社に多大な感謝をしている」と述べた。

シンガポール航空のA380初号機はロールス・ロイス社製トレント900エンジンを4基搭載する。推力はそれぞれ72,000ポンド。同エンジンを搭載することで、A380は環境保全において航空輸送の新たな業界標準を確立した。燃費効率の優れたA380は、乗客一人を100キロ運ぶのに必要な燃料は3リットル以下である。

ロールス・ロイス社のサー・ジョン・ローズCEOは「シンガポール航空がA380に我が社のトレント900エンジンを選定したことを嬉しく思う。トレント900エンジンは非常に静かで排気量も少なく、今後の規制に対応している」と述べた。

最新技術を採用したA380は高い経済性と運航柔軟性を誇り、既存の大型機と比較して1座席あたりのコストが20%も低く、15,000キロ以上の航続距離を持つ。

A380の初号機は10月16日、トゥールーズを飛び立ち、翌17日にシンガポールのチャンギ国際空港に到着する。その後、10月25日、26日にシンガポール-シドニー間でチャリティーフライトを行ない、10月28日より、同路線で定期運航を開始する。

現在、シンガポール航空は5機のA340-500を主力機として運航し、19機のA380と20機のA350、19機のA330-300を発注している。

A380はこれまでに16社から189機の確定受注と覚書による受注を獲得。シンガポール航空向けの第2号機や、エミレーツ航空、カンタス航空向けのA380の製造も順調に進行している。

エアバスは100座席から525座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国に現地法人を置く。本社は仏トゥールーズ。EADSが100%出資する。