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エアバス、航空機価格を引き上げ、ドル安・金属価格高騰に対応

2008年 05月 05日 Headline news

エアバスは22日(現地時間)、航空機価格を引き上げることを発表した。2007年度分の標準的な価格上昇(2.74%)に加え、単通路型機1機あたり 200万米ドル、長距離広胴型およびA380ファミリー1機あたり400万米ドルの値上げ幅となる。この価格改定は5月1日より実施される。


航空機価格の引き上げは、主にドル安と世界的な材料価格(特に金属価格)の高騰によるもの。エアバスが通常の価格調整に加えて値上げに踏み切るのは2003年以来初めて。


米 ドルはこの20年間で最安値を更新している。ここ12ヶ月間のユーロ対米ドルの為替相場は1.35から約1.60まで上昇し、15%以上の平価切下げと なっている。金属製品価格(アルミニウム板、ステンレス鋼など)は少なくとも6.5%まで値上がりし、ユーロ圏の産業製品価格は2007年を通じ5%まで 値上がりした。チタニウム、スチール、アルミニウム、アルミニウムリチウムは現在、機体重量の少なくとも40%に使用されている。


エ アバスのジョン・リーヒー顧客担当最高業務責任者(COO)は「我々は世界市場の価格の動向に大きく左右されながらも、利益を確保する必要がある。燃料価 格が運航コストの最大40%を占める現在、環境への影響を抑えながら価値を高めることのできる航空機として業界標準を確立したエアバスの航空機は、顧客に 高い経済性を提供することができるだろう」と語った。


エアバスの航空機群は107座席から525座席まで装備する 5つのファミリーで構成される。単通路型のA320ファミリー(A318、A319、A320、A321)、ワイドボディ双発機のA300/A310ファ ミリー、長距離用のA330/A340、次世代機A350 XWBファミリー、そして大型機のA380ファミリーである。これらの航空機群は各機種間で高い共通性を備えている。機体構造、搭載システム、コックピッ ト仕様、操縦性能などが共通化され、運航コストを大幅に削減し、航空会社に多大なメリットを提供する。


2008年3月末時点でエアバスは、1974年の初号機引き渡し以来370社以上から8,800機以上の受注を獲得。5,100機以上を引き渡している。受注残は3,700機を超え、これは今後引き渡しに6年を要する機数である。


エアバスは100座席から525座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国に現地法人を置く。本社は仏トゥールーズ。EADSが100%出資する。