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最新航空機市場予測を発表

今後20年間で32,600機、約5兆ドルの需要

2015年 06月 15日 Press Release

エアバスは最新の航空機市場予測(2015年-2034年)「グローバル・マーケット・フォーカスト(GMF)」を発表しました。それによると今後20年間で航空輸送量は年間平均4.6%ずつ増加し、約32,600機の新造旅客機(100座席以上)および貨物機(10トン以上)が必要になる見通しです(内訳は旅客機が31,800機、貨物機が800機)。これは金額にすると4兆9,000億米ドルになります。現在世界中で運航されている19,000機の航空機が2034年までに2倍以上に増加し38,500機となることが予測されます。また、約13,100機の経年機が、より燃費効率の良い航空機に入れ替えられるでしょう。

60億人の人口を抱える新興経済地域が、世界の航空輸送の成長を牽引します。西ヨーロッパや北米などの先進経済地域の成長率3.8%と比べ、新興経済地域の航空輸送は平均年間5.8%成長する見込みです。新興経済地域はまた、世界全体の個人消費の31%を占め、2034年までにその割合が43%に増加します。中国、インド、中東、アフリカ、中南米といった新興市場の経済成長は世界平均を上回るでしょう。その影響として中流層が5倍に増加することが予測されます。

空の旅は増加し続けています。現在、新興経済地域における人口の25%が、年に1回空の旅を行っていますが、2034年までには急増し、74%になると予測されます。北米のような先進経済国における空の旅の数は年2回を超える見込みです。

世界の航空大都市(長距離国際線の旅客数1日1万人以上の都市)を結ぶ長距離路線の輸送量も増加します。現在、長距離輸送量全体の90%(1日の旅客数90万人)を占め、2034年までには95%(1日の旅客数230万人)に増加する見込みです。航空大都市における都市化と富の集中は発展し、その数は2034年までに47都市から91都市に増加する見通しで、世界のGDPの35%を占めるでしょう。これらの大都市は航空輸送がすでに発達しており、既存の路線ネットワークで2034年までに航空輸送全体の成長の70%に対応します。

広胴型市場では、長距離路線や幅広い地域路線、国内路線市場において機体サイズが大きくなる傾向が続くことが予測されます。これにより、エアバスは今後20年間で約9,600機の広胴型旅客機と貨物機が必要になると予測します。これは金額にするとおよそ2兆7,000億米ドルです。新造航空機の引き渡し総数の30%、金額で55%を占めることになります。エアバスは200席から500席を装備するA330、A350、A380といった最先端の製品を幅広く取り揃えており、広胴型機市場における需要に対応します。

単通路型機市場では、A320ファミリーや最新のA320neoファミリーが世界市場を牽引しています。エアバスの予測によると、今後20年間で約23,000機の単通路型新造機の需要がある見通しです。金額にすると2兆2,000億米ドルです。前回の予測から約1,000機増加し、新造機需要全体の70%、金額で45%を占めます。

航空輸送量の増加によって航空会社はより大きなサイズの航空機を選定するか、すでに発注済みの機体を大きなサイズの機体へと変更し、航空機のサイズは1980年代から46%大きくなっています。A380のような大型機はロードファクターを高めることが可能で、限られた空港の発着枠を最大限効率的に活用し、便数を増加させることなく旅客数の増加に対応します。航空機は持続可能な成長を目指し、過去40年間で燃費と騒音を70%削減しました。今後も引き続き、最新エンジンを搭載したA320neoや、A330neo、A380、A350 XWBのような革新技術を採用した航空機によって持続可能な航空輸送の実現に取り組んでいきます。

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エアバスの「グローバル・マーケット・フォーカスト」(GMF)では世界の航空輸送の発展を調査している。今後20年間にわたる約800社の旅客航空会社と200社の貨物航空会社が保有する航空機群の分析を行い、200以上の特定の旅客・貨物輸送の推移や各航空会社の年度ごとの機材展開を調査している。エアバスはこういった分析をもとに、小型機からA380のような大型機までの航空機需要を予測する。