エアバスは6月4日、30機目となるA380をエミレーツ航空に引き渡したことを発表した。エミレーツ航空は合計で58機のA380を発注しており、今回受領したのは同社の10機目となるA380。
この30機目となったA380は6月8日から13日まで開催されるベルリン国際航空宇宙ショーで展示される予定。また、先月A380の初号機が引き渡されたルフトハンザドイツ航空もこの航空ショーでA380を展示する。6月11日からはエアバスのA380テスト機が地上展示およびデモ飛行を行う予定。
エアバスは2010年に7機のA380を引き渡している。その内訳はエミレーツ航空に3機、エールフランス航空に2機、ルフトハンザドイツ航空に1機、カンタス航空に1機。2010年度中に合計で20機の引き渡しを予定している。
現在A380はシンガポール航空、エミレーツ航空、カンタス航空、エールフランス航空、ルフトハンザドイツ航空の大手5社によって運航されており、世界主要18都市を結ぶ20路線に就航している。運航されているA380をすべて合わせると約550万の乗客を運び、15,000飛行回数、およそ140,000時間を飛行。これは従来の大型機と比べ64万トンのCO2排出を削減していることになる。燃費効率の優れたA380は乗客1人を100キロ運ぶのに必要な燃料が3リットル以下である。
A380は利益を生む航空機として評価されており、キャッシュ・オペレーティング・コストを2ケタの割合で削減している。このため航空会社は少ないコストでより多くの座席を提供することができる。A380は17社の発注会社のうち7社が追加発注を行っており、世界で上位国際航空会社の半分が発注している。
A380はこれまでに17社から202機の受注を獲得している。
エアバスは100座席から525座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国、中東に現地法人を置く。本社は仏トゥールーズ。EADSが100%出資する。