旅客機(100席から大型機まで)と貨物機を含む世界の航空機の機数は、2006年末の14,980機から2026年には33,000機に増加すると予測しています。また、現在運航中の機材から13,772機が環境に配慮した航空機に代替されると見込んでいます。そのうち4,412機が旅客機として再利用され、そこには別の航空会社の旧世代モデルと代替される機体もあります。また、2,901機が貨物機に改修され、残りの6,459機は退役すると予測しています。エアバスの「PAMELAプロジェクト」などの環境対策プログラムに照らされて退役させられる航空機も増えていくでしょう。
さらに詳しく見てみると、旅客機の需要は米国、中国、英国の航空会社で高く、欧州は全体の24%、北米は27%、アジア太平洋は31%の需要を占めると予測しています。
さらに、リージョナル路線の需要を満たすために世界中で6,000機以上の小型機(30席から100席)需要があり、特に米国と欧州でその需要は高いと見込んでいます。
旅客需要が3倍近くに拡大するため、航空会社が保有する旅客機(100席以上)は2006年の13,284機から2026年には28,534機になると予測しています。
この予測には、23,385機の新造機引き渡しが含まれています。このうち16,620機あまりが国内路線あるいは地域内路線向けの単通路機になると見込んでいます。この予測は、低コスト航空会社の増加と自由化の促進を考慮して、以前の予測よりも増えています。また、既存の国際路線での運航や新興市場での新しい路線の開設などで5,482機の複通路機が必要になり、大型機もハブ都市を結ぶ機材として1,283機が必要になると予測しています。注目すべきは、世界の大型機のうち56%はアジア太平洋の航空会社によって運航されるということです。
貨物需要は年率5.8%で成長し、機材の更新と合わせて、3,778機の貨物機の需要があると予測しています。そのうち877機が新世代の新造貨物機で、旅客機からの改修された貨物機も増えると見込んでいます。
全体的に見れば、2026年までに世界の航空会社は24,262機の新造旅客機および貨物機の引き渡しを受けることになり、その総額はリスト価格でおよそ2兆8,000億ドルになると試算しています。このうちの大部分は単通路機の引き渡しによるものですが、大型旅客機や大型貨物機の需要も1,698機にのぼり、全体の引き渡し総額の19%を占めると予測しています。
また、環境効率の高い航空機の引き渡し機数は年平均1,213機となり、旧世代機の退役とも合わせて、世界で運航される機材の平均燃料消費量は100席キロあたり3リットル、現在のA380の基準にまで減少していくと予測しています。