
顧客のニーズを捉え、最新の技術を採用して航空機を設計・製造するエアバスは、航空業界を代表するメーカーに成長しました。2007年度の売上げは約250億ユーロ。新規航空機の受注で絶えず半数前後を獲得しています。
本社は南フランスのトゥールーズ。従業員数は約5万7,000人。欧州を代表する航空宇宙企業のEADSが100%出資しています。日本、米国、中国、中東に子会社を置く他、ハンブルク、フランクフルト、ワシントンD.C.、北京、シンガポールに補修部品センターを、またトゥールーズ、マイアミ、ハンブルク、北京に訓練センターを設置しています。さらに、世界の150ヵ所に現地顧客支援技術駐在員を置き、万全の支援体制を整えています。産業協力体制も世界各地を網羅し、エアバスの部品サプライヤのネットワークは、世界30カ国で1,500社にのぼります。
エアバスの設計・製造は、中央で集中管理されながら、フランス、ドイツ、スペイン、英国など欧州の16ヵ所に点在する各拠点で行い、完成パーツは、最終組立の行われる仏トゥールーズと独ハンブルクに輸送されます。また、北米には設計オフィスを、中国とロシアにはエンジニアリング・センターを置いています。2007年5月には中国天津でA320ファミリーの最終組立工場の建設が着工し、完成間近となっています。
エアバスの航空機群は107座席から525座席まで装備する5つのファミリーで構成されます。単通路型のA320ファミリー(A318、A319、A320、A321)、ワイドボディ双発機のA300/A310ファミリー、長距離用のA330/A340、次世代機A350XWBファミリー、そして大型機のA380ファミリーです。これらの航空機群は各機種間で機体構造、搭載システム、コックピット仕様、操縦性能などが共通化され、運航コストを大幅に削減し、航空会社に多大なメリットを提供します。
エアバスは現在、約300社から9,600機以上の確定受注を獲得しています。1974年に初号機を引き渡してからこれまでに6,200機以上を納入しました。顧客がエアバス機の利点を最大限に引き出せるよう、各顧客の個別ニーズに合った内容の対応を行い、顧客サービスも充実しています。

エアバス・ジャパン株式会社は2001年5月、日本市場におけるエアバスのマーケティング活動を本格化させるために設立されました。特に日本の航空会社に向けた販売サポート活動の強化を図る他、日本の航空機メーカーとの産業協力拡大や顧客支援活動に力点を置いています。2005年2月には、日本におけるビジネス活動をさらに強化するため、代表取締役社長にグレン・S・フクシマが就任しました。